手作りの親水公園でどろんこ自然体験

「心豊かな絆の会」会長・成澤啓輔さん

自然の中で自由に楽める場を大切にしたい

　上田市中丸子の依田川橋東側で、地域の人とともに30年ほど前から清掃活動を始め、その後、仲間と一緒に「中丸子親水広場」を手作りで整備しました。以前は、野外料理など時間を決めたプログラムを行っていましたが、今は特に決めずに自由に遊んだりして過ごしてもらっています。

　同広場でこの夏も、「どろんこ自然教室」を開き、特製プールや砂場、ハンモック、ロープ遊具などを設けた園内では、たくさんの子どもたちが泥だらけになりながら楽しみました。

　イベントは毎年夏に4回開催。当日は、乳幼児から小学生の子どもたちが集まってきました。7月下旬、初めて訪れたという上田市内の園児の保護者は「今は自然の中でどろんこになって遊べる場所があまりないので、こういう楽しみ方は貴重な経験ですね」と満足そう。

「心豊かな絆の会」が「どろんこ自然教室」を始めたのは５年前。会長の成澤さんは、長年、青少年育成の活動をしてきた経験を踏まえ、地域の大人と子どもが関われる機会、自然の中で思い切り遊ぶことができる場所を作ろうと、この教室を開催しました。

　教室は、年代もさまざまな６人のメンバーがボランティアで運営しています。

「子どもが楽しんでくれて、保護者の皆さんにも喜んでもらえることがとてもうれしいです。自然の中で自由に遊べる場を、これからも大事にしていきたいと思います」と、継続に意欲を見せています。

　今年最後の開催日は９月７日（土）午前10時～午後2時。定員は親子15組程度（要予約、先着順に受け付け）。参加費は１人２００円。持ち物は昼食、飲み物、着替え、タオル。

申し込みや問い合わせは成澤さん（☎０９０・３５６４・２８８２）へ。