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子どもも大人も、安心できる「居場所」をつくりたい

信州上田おかみの森 代表 関 佳澄さん (43歳)

自然の中で楽しみながら学ぼう


 自然の中での暮らしや子育てを楽しみ、五感を通して子どもも大人も学び合えるコミュニティーを作りたい―と、昨年9月、子育て中の女性を中心とした仲間とともに「信州上田おかみの森」を立ち上げました。自らも2歳から中学生まで、4人の子どもを育てる母親です。

 グループの名前は、上田市別所温泉から青木村にまたがる夫神岳に由来。主な活動として、平日の昼間、別所の山ステーション(仮)と塩田の石っころの家で、学校以外の学びの選択肢になるようにと開く「おかみの森がっこ」と、妊婦・親子の集まり「石っころの会」を運営しています。そのほか、里山歩き、遊具を手作りするワークショップ、和太鼓など、さまざまな体験の機会を企画し、子どもも大人も楽しめる場にしています。

 来週14日(土)午後1時15分には、塩田の里交流館とっこ館で「対話を学ぶ勉強会」を開催。大人が対話の仕方のコツを学ぶことで、毎日の暮らしの中にある疑問や不思議の種について、子どもたちと考えを深め合うきっかけづくりをします。

 グループの活動を通して、親同士が交流できたり、子どもたちが心から楽しんだりする場ができたと喜んでくれる人たちの姿に、手応えを感じるという関さん。「居場所や学びの機会にいろいろな選択肢があって、人の輪が広がる、住み心地よい街になったらいいなと思っています」と話しています。

 現在は集団になじめない子や、子育てに悩む親たちも安心して過ごせる「居場所」としての拠点作りに力を入れているといい、多くの課題に向き合いながら、できることを少しずつ積み重ねています。

 活動内容など詳細は、インスタグラム、フェイスブックなどで発信しています。参加したい人、運営に関わりたい人は、関さん(☎090・6872・4136)に問い合わせを。

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