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地元で新作舞台を見てほしい

俳優 小林 風生子さん (25歳 上田市出身)


子ども食堂をテーマに人の優しさや悲しみを描く


 上田市出身の俳優・小林風生子さんが、8月24、25日に海野町の劇場「犀の角」で行う公演「子どもと大人と食堂と。」に劇団TOKYOハンバーグの一員として出演します。神奈川県で保育士としても働く小林さんは、日々の経験も生かして、子ども食堂を題材にした舞台に臨みます。

 小林さんが演劇を始めたのは4歳のとき。通っていた幼稚園の先生に誘われたのがきっかけでした。地域の劇団に属して福祉施設などで公演し、上田染谷丘高校時代は演劇班で活動。大学も演劇の専門コースがある桜美林大学(東京)に進みました。

 芸術好きの両親は「やりたいことを諦めずに続けて」と応援してくれました。大学在学中さまざまな劇団の舞台を見た中で、特に心を引かれた「TOKYOハンバーグ」のオーディションを受け合格。いくつかの舞台に客演した期間を経て昨年、正式な劇団員となり、今回劇団員だけが出演する新作に出演します。


 同劇団の作品は、家族や親戚などごく身近な人間関係を扱ったものが多く、今回の作品も、登場人物たちが複雑な思いを抱えながらも人の優しさや苦しみ、温かさに触れて生きていく様子を描きます。

 芸名ではなく、本名で活動する小林さん。「自ら楽しい風を起こして周りの人を引き込んでいく子になってほしい」と、両親が名付けたこの名前が大好きだといいます。活動拠点は東京ですが、毎年一回は上田で舞台に立ち、昨年は母校の中塩田小学校で260人を前に公演。多くの人から声援を受けました。

「地元で芝居を見てもらえるのは本当にうれしい。今回の作品も、一人でも多くの方に見ていただき、舞台に立つ私たちから何かを感じていただきたいです」

 当日の入場も可能。

問い合わせはTOKYOハンバーグ(☎090・5807・3966)へ。

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