ビーズ刺しゅうの作品展を上田市立美術館で開催
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- 4月5日
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chou chou (しゅしゅ・南波由紀恵)さん(上田市 54歳)

自由に自分を表現できる手仕事の世界を知って
「chou chou」の名でビーズ刺しゅう作品の制作に打ち込む南波由紀恵さんは、9日(水)〜13日(日)、サントミューゼの上田市立美術館アトリエ(上田市天神3)で作品展を開きます。海外でも高く評価される南波さんの近作約100点を展示。「ビーズ刺しゅうの世界をまずは見て、知っていただきたいです」と話しています。
南波さんは20年ほど前、当時流行していたビーズアクセサリー作りを趣味として始めました。さまざまな手法を勉強する中で、レースやフェルト、オーガンジーといった生地にビーズを縫い付けていくビーズ刺しゅうと出合いました。作品を仕上げると、当時の先生にとてもほめてもらい「この手法が、最も自由に自分を表現できると思いました」。

作品は主としてSNSで発表。それが、欧州で日本の美術を紹介するイベント会社の目に留まり、作品展への出品の依頼を受けるようになりました。これまでにフランス、イタリア、スペイン、イギリスで作品を展示。審査員特別賞などいくつもの賞を受けています。
地元での作品展は2度目。大きな作品になればビーズ5000個を使って2~3カ月もかかるといい、自分が何を表現したいかによって使うビーズ素材もスパンコール、天然石、ガラス、パールなどさまざまに変えていきます。
上田市内のカフェなどで教える立場になった南波さんですが「まだまだこの世界は奥深いです」と、学び続ける姿勢も失っていません。ここまで自分の表現の世界を広げてくれたビーズ刺しゅうを、より多くの人に親しんでほしいと、作品もどんどん進化させています。
作品展は午前9時半(初日は午後0時半)~午後5時(最終日は午後4時)。入場無料。
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