上田高校2年 小原 理子さん
踊りきる! 音楽に合わせ、演技をするエアロビック
今年5月に行われた「スズキワールドカップ2024第35回エアロビック世界大会」に出場し、3人で演技するジュニアトリオ部門で初優勝。「世界一になる!」という、8歳の時からの夢を、16歳でかなえました。
ともに演技をしたのは、熊本県の男子高校生と大阪府の女子高校生。
合同練習する機会は限られるため、「技を合わせるタイミングとか、手や顔の向きをそろえるといった難しさがありますが、その分一緒に演技する楽しみが大きいです。緊張する試合中も、仲間がいることが心強く頑張れます」。
2人とは、それぞれの演技の動画を送り合って確認。一緒に練習できる時は、他の人を持ち上げるなどの動きを徹底的に行い、トリオならではの演技に磨きをかけました。昨年は同大会のジュニアミックスペア部門に出場しましたが、予選敗退。悔しい思いをしただけに、今回の優勝は格別の喜びがありました。「日の丸が掲げられ、君が代が流れる中、壇上にメダルを掛けた自分たちがいるということが、本当にうれしかったです」。
今後は、年齢的にシニア部門に。大会では演技の時間が長くなり、組み込む技の数や難易度も上がります。選手の層が厚く、大会で結果を出すのは大変になりますが、引き続き母でコーチの洋子さんの指導を受けながら、すでに新しい挑戦を始めています。
次の夢は「シニアのシングル部門で世界一になる!」。その夢に向け、今年10月の「スズキジャパンカップ2024中部地区大会」で4位以内に入り、11月の全国大会出場を目指しています。夢の実現は決して簡単ではありませんが、強度を上げた練習にも、目を輝かせながら臨んでいます。
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