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シクラメンで冬の室内に明るさを

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 きれいなシクラメンが慌ただしい気持ちを癒やしてくれる季節になりました。今年は、猛暑が生産農家を悩ませたといいますが、見事なお花が続々と店頭に並んでいます。昔からの品種も良いですが、毎年のように生み出される新品種も気分を高めてくれます。さまざまなシクラメンや基本的な育て方を紹介します。


栽培のポイント

 シクラメンの花を長持ちさせるポイントは、「水をあげすぎないこと」と「暖かすぎる部屋に置かないこと」。水やりは土を触るか鉢の重さで判断します。「重さの感覚がわからなければ店頭で実際に鉢を持ってもらって覚えてもらえばいい」。水は上からかけても、根から吸わせてもどちらでもОKです。

 また、置く場所の温度は15度ぐらいが適温。リビングの一番涼しい場所がおすすめです。そして翌年も花を咲かせるコツは、花が終わったら5月後半ぐらいから庭の木陰に置いておく。それだけで日光も雨もあたるのでちょうどいいそうです。(丸山農園・丸山貴弘さん)


上田市 おぎはら植物園

上田市芳田1193 ☎0268・36・4074 午前9時半~午後5時

定休日/年中無休(元日・1月2日を除く)  駐車場/40台


 「注目の新品種や人気商品を見極めて仕入れるのが腕の見せ所」と店長の荻原範雄さん。ガーデニングをメインにしているお店ですが、この時期は、棚いっぱいにシクラメンが並びます。


 人気が高いのは、「天使のはね」(3000円から)。花付きがよく、八重の厚い花びらが星型で下向きに開きます。珍しい品種も好まれ、濃い紫の「ラパンブルー」(1500円から)、クジャクのような花びらと葉の「ピーコック」、花が横向き

に咲く「金魚」などが、目を楽しませてくれます。また、ミニミニシクラメン(200円)は、寄せ植えにしても、小さな陶器鉢に飾ってもいいと好評です。










東御市 丸山農園

東御市加沢999-1 ☎090・4666・1452 朝〜午後4時

定休日/12月末まで無休 駐車場/10台くらい



 「新しい品種を追うのではなく、今まであるものをきちんと育てて販売する」というのが丸山農園のコンセプト。代表の丸山貴弘さんは農園の3代目として、栽培歴24年。100種類以上のシクラメンを販売しています。

 シクラメンは赤、白、ピンク、紫の4色と、花びらの形が丸弁かフリンジかの組み合わせで大別され、大きさも3~6号(容器の直径が9~18㌢)まで。同じ品種、号数

でも見た目は株ごとに相当異なるため「直接生産者のところで、自分の好きな花をじっくりと選ぶ」のがポイントといいます。











上田市 寿園芸

上田市古里岩門1407 ☎0268・24・5661 

午前8時半~午後5時 定休日/年内無休

駐車場/20台


 ジックスは、下向きの深い赤色の花びらと白いガクがユニークな形のシクラメンです。近年、花びらがフリルやフリンジ状の種類も人気です。中には香水のように香りの高いものもあります。

 寿園芸では、ほぼ1年かけて小さな苗から何度も鉢替えし、この地域の環境に合わせて育てています。そのため、自宅でも安心して育てられます。

 小さい3.5号のシクラメンから大きな鉢まで、全部で1万株以上を販売。毎日50鉢限定980円(5号鉢)のお買い得商品もあります。選ぶ際は、葉の数が多く中心までしっかりと付いているものが良いそうです。





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